先に断っておきますがこれは前回の食卓に書いてあるあまりにアレな映画ではありません。誤解なきよう。
私はホラーやサスペンスはあまり好きではないので、この映画は最初はノーチェックだったのですが、ジョニー・デップが出演していることに気付いて俄然やる気になる今日この頃。
一応言い訳しておくとホラーやサスペンスがあまり好きでないのはその手のジャンルに面白みを感じないだけであって、怖がりとかいうわけではないです。多分。
さてそんな怖がりの私がR-15指定のこの映画を見に行ったわけですが、そんなに怖かったり気持ち悪かったりするわけでもなかったです。
たしかに猟奇的なシーンも結構ありましたがそのシーンを見せることが主題というわけではなく、切り裂きジャックの手口を緻密に描写している、という感じでした。
そう、全体的に緻密な感じですね。
当時のホワイトチャペルを再現し、当時の夜の暗さを再現し(正直見づらかった)、死体の状態まで記録に残っているものを忠実に再現しています。
そしてただの再現映像だったかといえばそうではなく、現実に残っている謎と、創作された謎と、絡み合って一瞬たりとも見逃せない映画だったと思います。
あとなんか書くことあったかな……。
ま、いいや。良い映画です、以上。
文責:柚木千夜